シリカ・ケイ素の効果やいかに!

美容を気にする女性アイキャッチ

シリカは美容、骨・歯などのアンチエイジングとデトックスに良い

シリカ・ケイ素は美容と健康維持の両方のミネラル!

ケイ素は美肌や髪・爪などの美容に大きく関係するミネラルです。

また、ケイ素は骨や歯の健康維持と同時に、美容のミネラルとして着目されています。美肌に関係します。ケイ素はコラーゲンを促進するだけでなく、コラーゲンとコラーゲンをつなぎ合わせる接着剤の役割を持っており、コラーゲンの層が重なり合う上質な美肌を作るためにケイ素が使われています。健康的な美しい爪もケイ素がその構成成分として重要な役割を担っています。

その他、ケイ素は毛細血管の成分でもあるため、健全な毛根に必要なミネラルにもなります。そのため、美容業界ではすでに、シリカ・ケイ素は非常に注目される商品原料となっています。

コラーゲンの合成促進

最近は、コラーゲンのドリンクやサプリメントが大変人気を集めています。とくに低分子コラーゲンが人気を出していますよね。しかし、コラーゲンを服用するだけで十分かというと残念ながら、そうではありません。
美しく健康を保つためにはコラーゲン量の維持とコラーゲン同士の結合力を高める事が大切です。そして、「コラーゲン合成の促進」と、「コラーゲン同士の結合」という2つに欠かせない役割を持っているのが、まさしくケイ素なのです。また、ムコ多糖類という美容成分の合成にも深く関係しています。まずは、「コラーゲンやムコ多糖類とケイ素」について考えてみましょう。

健康・美・若々しさをサポートする重要なたんぱく質がコラーゲンです。
コラーゲンとは真皮、靭帯、腱、骨、軟骨などを構成するたんぱく質で動物の細胞外基質の主成分ヒトでは全たんぱく質のほぼ30%を占めています。ヒトは食事によりたんぱく質を摂取し、アミノ酸に分解し、コラーゲンを生成しています。
そのコラーゲンの中でも最も割合が多くて重要な「コラーゲンタイプ1」の合成にケイ素が重要な働きをしています。コラーゲンとケイ素の関係については、次の研究によって明らかにされています。
2003年に、ロンドンで最も有名な病院であるセント・トーマス病院で、レフィットらが、人の骨芽細胞(培養細胞)を用いて行った実験があります(※レフィットら:Bone, 32,127,2003)。

ケイ素によるコラーゲンタイプ1 の合成促進
図1 ケイ素によるコラーゲンタイプ1の合成促進 (Reffitt DM et.al, 2003)※a 人の骨芽細胞の培養系を用いた実験。図中の「*」はP<0.05水準で、ケイ素無添加区より、優位に合成量が増えたことを示している。

実験では、骨芽細胞の培養液にケイ酸濃度が血液中とほぼ同じ10~20μmol/Lのとき、コラーゲンタイプ1の合成量が増加することが確認されています。(骨芽細胞とは、骨の基質をつくる働きをしますが、そのときにまず、コラーゲンなどの基質がたんぱく質を分泌します)
このように、海外の研究論文でもすでに、「ケイ素は、ムコ多糖類に多く存在し、コラーゲン合成を促進する ※」ということが明らかにされています。ケイ素はコラーゲンの生成と骨芽細胞の分化を促進する作用があるということが報告されているのです。

(※ Reffitt DM, Ogston N, jugdaohsingh R, Cheung HF, Evans BA, Thommpson RP, Powell JJ, Hampson GN: Orthosilicic acid simulates collagen type 1 synthesis and osteoblastic differentiation in human obsteoblast-like cells in vitro. Bone32: 127-135.2003)

ケイ素は、コラーゲンを始めとして3大美容成分ともいわれているエラスチン、ヒアルロン酸同士の結合を強固にし、各組織のしなやかさや弾力性を維持改善する働きがあります。栄養をしっかりとって、さらにケイ素をプラスすることでコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸などをしっかりと結び付けてくれるのです。

コラーゲンの層と層の結合(ムコ多糖類の合成促進)

ケイ素は、ヒアルロン酸などの「ムコ多糖類」にたくさん結合しています。年齢とともにコラーゲンが減少することは知られておりますが、そのコラーゲンの減少、ムコ多糖類の減少の背景にはケイ素ミネラルの不足が原因であることが少なくありません。
ムコ多糖類は、コラーゲンなどの繊維の間にあって、粘りやクッションの役割をする物質です。ムコ多糖類は、粘液質の多糖類であり、ヒアルロン酸、コンドロイチン硫酸、ヘパリンなどがあり、間接の炎症や変形を修復して痛みを取るという効果で知られているグルコサミンなどが主成分となっています。このムコ多糖類にケイ素がたくさん使われているのです。
美しいお肌や爪には、コラーゲンとコラーゲンの層がいくつもしっかりと重なり合うことが重要です。ただ、コラーゲンを合成する、という単純なことではなく、その重なり合いにはムコ多糖類が大きな役割を担っています。
このように、ケイ素にはコラーゲンを結びつける働きがありますので、ケイ素は美しく艶やかな潤い溢れる毎日の手助けをすることでしょう。

骨の健康維持(アンチエイジング)

シリカ・ケイ素は体内では皮膚に最も多く存在しており、他には、爪、毛、髪、そして骨に多く存在しています。ケイ素は体のいたるところに含まれ、体の中からしっかりサポートしてくれます。
前述の通り、コラーゲンタイプ1は、繊維質コラーゲンで骨基質を形成しているタンパク質の90%を占める、最も重要なコラーゲンで、シリカ・ケイ素によって合成されています。骨はこのコラーゲンを骨組みにして、カルシウムがセメントのように隙間を埋める事で強度が保たれているので、ケイ素が骨組みの役割をしているコラーゲンを補強し、コラーゲンとカルシウムを強く結び付けることによって、骨に良い影響を与え、骨粗鬆症のリスク、歯周病のリスクを低減させることができるとも言われています。

シリカ・ケイ素は骨を構成することは広く知られている通り、ケイ素は骨を構成するミネラルです。すでに、欧米では、「骨=カルシウム」という一辺倒な考え方はなくなっているそうです。現在、骨粗しょう症や歯周病などで注目されている骨密度にも、大きく関係する元素です。
そのような考え方の発端の一つとして、1970年から続くフラミンガム子孫研究では、『食事からの珪素摂取量の差が骨密度に及ぼす影響は、カルシウムよりも大きい』(フラミンガム子孫研究についてはコチラ)と結論づけられています。加齢に伴い体内のケイ素濃度はどんどん低下しています。そのため、私たちは毎日の食事からケイ素を摂取しなければいけませんが、実際には現在の食生活では摂取しづらいのが実態で、ケイ素不足の方は増えている様です。

歯の健康維持(アンチエイジング)

高齢化が進んだ日本では、骨粗しょう症だけでなく歯周病も大きな問題となっています。歯の健康においても、シリカ・ケイ素は構成成分・ミネラルとしてのとても重要な役割を持っています。とくに歯周病などのリスクとして、歯や歯茎の内側の基盤となる骨、つまり歯槽骨などを健康的に保つことは重要です。現在、シリカ・ケイ素不足を補うことにより、歯の健康寿命を永らえることが着目されています。

デトックス効果や抗酸化作用、便通改善など

シリカ・ケイ素は、骨や歯、美容に限らず、身体全体の健康維持とアンチエイジングにも関係するミネラルです。たとえば、シリカ・ケイ素はデトックスや抗酸化作用、整腸作用、便通にも関係していると知られています。シリカ・ケイ素の習慣的な摂取には、さまざまな嬉しい身体の変化が期待されます。

シリカ・ケイ素が不足してしまった場合はどうなるか

ケイ素・シリカ不足による健康問題と老化

シリカ・ケイ素の効果をお伝えしましたが、シリカ・ケイ素が不足してしまうとどうなるのでしょうか?

悲しい表情の中年女性の顔

一般的に、ケイ素不足は老化現象の起因となってしまいます。ヒトは、加齢とともにケイ素濃度が低下し、ヒトの動脈のケイ素含有量も加齢に伴い減少していきます。そして、シリカ・ケイ素不足は動脈硬化の促進や、爪の割れ、皮膚のたるみ、脱毛など様々な老化現象を引き起こしてしまいます。
単純にいえばシリカ・ケイ素の働きと逆のことが起こります。

  • 抜け毛、白髪、枝毛、脱毛
  • 肌の乾燥化、皮膚のたるみ、シワの増加
  • 爪の割れ、割け
  • 関節の悪化
  • 骨の弱体化
  • 血管の老化
  • 免疫系の老化

などなど・・・

ケイ素・シリカ不足はコラーゲン生成と「健康寿命」に深刻なダメージを!

さらにシリカ・ケイ素不足についてよく言われていることを書きますと、骨の弱体化は骨粗しょう症、血管の老化は動脈硬化、免疫系の老化はアトピーの発症、生活習慣病である糖尿病、果てはガンにまで誘発する可能性、健康を損なう危険性を持っています。

シリカ・ケイ素が不足すると原則的に体組織を繋げるコラーゲンの結束が弱まるため、このような症状が発生しやすくなります。加齢・老化の進行していく背景には、コラーゲンの減少、ムコ多糖類の減少があり、その要因としてシリカ・ケイ素の不足・現象があるのです。

※なお、注意事項として、シリカ・ケイ素はあくまで、病気の治療や健康増進をするというより、健康維持に必要な栄養成分、いわゆる重要ミネラルです。また、美容のサポートには欠かせません。しかし、医薬品とは違いますので、体に病状や異常を治したい場合は、シリカ・ケイ素には、薬のような効果・効能は期待せず、病院で医師に診断してもらいましょう。また、実際に服用する際は、商品に記載のある目安摂取量を守りましょう。

<参考文献>
※a 渡辺和彦著 (2011) 『糖尿病、認知症、骨粗しょう症を防ぐ ミネラルの働きと人間の健康』 農文協 P39

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